MMLコマンドに関しては、一部のコマンドを除き、大文字、小文字の違いはありません。

　　----------------------------------------------------------------------------------------------------
　　MMLコマンド            例と簡単な説明
　　----------------------------------------------------------------------------------------------------
　　テンポ指定（T）　　　　T120→テンポ＝120（あまり正確ではないので、調整が必要です。）

　　音符指定（C-B）　　　　C4D8E8G4　（CDEFGABの代わりにﾄﾞﾚﾐﾌｧｿﾗｼでも可能）
　　休符指定（R）　　　　　R4　→４分休符

　　音長指定（1,2,4,8,...）C4　→４分音符のド、R8→８分休符、C16→１６分音符のド
　　付点音符（.）　　　　　C4. →付点４分音符のド、R8.→付点８分休符、C8..→複付点８分音符のド（7/8拍=1/2+1/4+1/8）
　　３連符（3,6,12,...） 　C6　→三連４分音符のド、C96 →三連６４分音符のド、C192→三連１２８分音符のド（このソフトで最短の長さ）
　　３連符（!）　　　　　　C4! →三連４分音符のド、C64!→三連６４分音符のド
　　　　　　　　　　　　　 （3MLエディタでmidiファイルからの変換時には、三連符は使われず他の音符に置換されるようです）
　　基本音長指定（L）　　　音長省略時の音長を指定。例：L8CDE→C8D8E8と同じ。（デフォルトは、L4です）
　　　　　　　　　　　　　 組み合わせ例（L4C.＝C4.、L4C!＝C4!、L4C^＝C4^、L4C.^.＝C4.^4.、L4C^^＝C4^4^、L4C^!＝C4^4!）
　　　　　　　　　　　　　 （L0を指定すると、１つ前の音長を使うモードになります。C8DEF4R＝C8D8E8F4R4）
　　タイ（^、&） 　　　　　C4^C8→C4.と同じです。C4^8もC4.と同じです。（「^」の代わりに「&」も使用可能です）
　　スラー（^、&） 　　　　C4^D4、C4&D4　→最初のドの音を伸ばします。（ゲート長100%）

　　シャープ（#、+） 　　　C#、もしくは、C+
　　フラット（-）　　　　　D-
　　ナチュラル（=）　　　　A=
　　オクターブ（O）　　　　O0 〜 O8→オクターブ指定　（デフォルトはO4です）　
　　　　　　　　　　　　　 （各サウンドボードで再生できない場合は、再生範囲内に自動で上げ下げされます）
　　オクターブup（>）　　　GAB>C→ソラシド　　　（「>3」とすると３オクターブアップします）（鍵盤の右→の意味です。大小記号だと思うと混乱します）
　　オクターブdown（<）　　C<BAG→ドシラソ　　　（「<3」とすると３オクターブダウンします）（鍵盤の左←の意味です。大小記号だと思うと混乱します）

　　ゲート長割合指定（Q）　Q12→音長の75%（=12/16）の区間で音を出す（＝default動作）、Q0→最小のゲート長、Q16→タイorスラーと同じ
　　　　　　　　　　　　　 （実際には９段階に丸められます。0→0、1-2→2、3-4→4、5-6→6、7-9→8、10-11→10、12-13→12、14-15→14、16→16）
　　音色：デチューン（@T） @T1→音程を少し上げる。@T-1音程を少し下げる
　　音色：ビブラート（@V） @V3,5,20→変調量＝３、周期＝５、ディレイ＝２０

　　繰り返し（{、}）　　　 {…}→かっこ内を２回繰り返し、{20…}→かっこ内を２０回繰り返し。（MML変換時に展開されるのでサイズは大きくなります）
　　　　　　　　　　　　　 （入れ子は１００レベルまで可能です。{2{3…}}→３回ループを２回繰り返します。＝計６回繰り返し）
　　繰り返し（/:、:/）　　 使い方は、{}と同じ（FlMML形式への対応）
　　繰り返し時条件指定（/）{3…/1…/2…/3…}→繰り返しごとの再生部分を指定します。{cd/g}a→最終ループ抜け出し（＝cdgcda）
　　実行時ループ（(、)）　 (…)→かっこ内を２回繰り返し、(20…)→かっこ内を２０回繰り返し。（最大２５５回まで）
　　　　　　　　　　　　　 （こちらは入れ子には対応していませんので、ご注意下さい）（プレイヤ側で対応するのでデータサイズは増えません）

　　チャンネル指定 　　　　[Channel1]〜[Channel100]（最初の２文字以外は小文字固定です）（省略形[CH1]も可能）
　　　　　　　　　　　　　 （チャンネル未指定時は、チャンネル１として扱われます）
　　複数チャンネル指定 　　[Channel1,3-5]→チャンネル１，３，４，５に展開、[Channel0]→データのある全チャンネルに展開
　　パート指定　　　　　　 [Part1]〜[Part3]（省略形[PT1]も可能）各チャンネルのMMLコンパイル後、各音源パートの先頭に挿入するデータを指定します
　　　　　　　　　　　　　 （MMLコンパイルには影響無いので、使い道はパート番号での音色指定ぐらいです。例：[PT0]Q14[PT1,2]@T1）
　　コメント（/* */）　　　/* コメントです */
　　行末コメント（//） 　　// 行末までコメントです

　　キーシフト（K）　　　　K1→以降半音上げる、K12→以降オクターブアップ、K-24→以降２オクターブダウン
　　臨時up（~）　　　　　　~C→その音だけオクターブアップ、~~C→２オクターブアップ、~1C→半音上げる（C#と同じ）、~2C→Dと同じ
　　臨時down（_）　　　　　_C→その音だけオクターブダウン、__C→２オクターブダウン、_1G→半音下げる（G-と同じ）、_2G→Fと同じ
　　音階番号指定（N）　　　N36→O1Cと同じ、N108→O7Cと同じ。音長はカンマの後に指定して下さい。N72,8→O4C8と同じ
　　音階番号相対（N+、-）　N+→１つ前の音＋半音、N-3→１つ前の音−３半音
　　音長ステップ単位（?）　音長をステップ単位で指定（４分音符＝４８ステップ）、C?48→C4と同じ、C?24→C8と同じ。
　　調指定（:=、:+、:-）　 :=→八長調、:+1→ト長調、:+2→ニ長調、:-1→ヘ長調、:-2→変ロ長調。任意の音階を作ることもできます。例：:+FGA

　　マクロ定義（$、;）　　 マクロ定義：$マクロ名=マクロ内容;（セミコロン必須。マクロ内容には改行や定義済マクロをを含むことができます）
　　マクロ展開（$）　　　　マクロ展開：$マクロ名　　使用例：$intro=cdef; $intro2=$intro$intro; t120$intro2
　　Ｎ連符（{!、}!） 　　　{!cdefg}!4→４分音符の長さを５等分します。連符中はスラー動作（Q16）になります。
　　----------------------------------------------------------------------------------------------------