ver0.26からn80ファイルのおまとめ機能に対応しました(ver0.25で入れたつもりがバグで動いていなかった...)。
n80ファイルを丸ごとd88/cmtファイルに変換できます。また、1枚のd88ファイルに9つまでのn80ファイルを格納できます。2つ以上のn80ファイルを格納した際には、起動時にゲーム選択メニューが表示されます。
cmtファイルにも同様に9つまでのn80ファイルを格納できます。こちらは実機ではとても遅いので、PascomMiniを含めたエミュレータでの使用がメインになると思います。
n80ファイルからd88/cmtファイルへの形式変換や、複数のゲームをまとめてPasocomMiniに持っていきたい時などにお使い下さい。また、特定のタイミングで書出したn80ファイルの状態を、d88/cmtファイルから再開できるようになります。例えば、ベーマガゲームのマシン語展開後のタイミングでn80ファイルを書出しておくことにより、ゲーム起動の高速化などが可能になります。
※n80ファイルは、エミュレータN80用のイメージファイルで、メモリ($8000〜$FF3C)とSP情報を書き出したものです。こちら(N80解體新書様)に詳細情報があります。DumpListEditorを使えば、オートスタート対応のn80ファイルを作成可能です。「設定」「n80出力設定」で設定後、[n80書出し]して下さい。

(パックの仕方)
n80ファイル(複数可)をDumpListEditorにDropすると、「ファイル整理画面」にn80ファイルが並びます。
この状態で、[d88書出し]や[cmt書出し]を行うことで、n80ファイル入りd88/cmtファイルが作成できます。

d88ファイル書出しの場合には、設定されている機種(モデル)によって、動作が異なります。
・PC-8001:使ってなさそうな255バイトを選んで、そこにDiskロードプログラムを置きます。その部分にはn80ファイルのロードはされません。
・PC-8001mkII:一時バッファとして拡張メモリ部分を使うので、n80ファイル丸ごとロードが可能です。独自ローダーを使います。PC-8001mkIIのN-BASIC用です。
・PC-8801:一時バッファとしてG-VRAM部分を使うので、n80ファイル丸ごとロードが可能です。Dash-80を使ったロードになります。PC-8801のN-BASIC用です。
cmtファイルの場合には、機種設定によらず、FF40番地以降のメモリにTapeロードプログラムを配置しますので、n80ファイル丸ごとロードが可能です。
実際のファイル作成処理には、t88tool.exeの機能を呼び出しています(DumpListEditor.exeと同じフォルダに同梱のt88tool.exeを置いて下さい)。
n80ファイルに戻したい時には、d88/cmtファイルをボタンが並んでエリアにDropして下さい。n80ファイルがバラバラになって出てきます。
◆サンプル
今まで公開してきたPCG音楽のn80ファイルをさらにまとめて、1つのcmt/d88ファイルになりました。このcmtファイル1つだけPasocomMiniのpcmフォルダに入れておけば、全曲聞けます。
→全曲入りcmtファイル、全曲入りd88ファイル
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